白い塗り絵
〜2024年はじめてのワークショップ〜
『エンボス加工の凹凸を指で感じながら』
はじまりは、軽井沢町地域活動支援センターのクリエイターさんたちが余暇活動として取り組んでいた塗り絵でした。市販の塗り絵の代わりに、私たちが描いた字のない手紙のような抽象的な線画をクリエイターさんたちに託しました。決められた領域を塗る塗り絵とは違って、まるで絵の続きを描くような繋がりが生まれました。
そんなやり取りを繰り返していくうちに、線画よりももっと意味の輪郭が曖昧な絵の手紙を介してクリエイターと創作をしたいという思うようになりました。
絵を託す側も託される側も掴みどころのない霧の中で迷いながら出会うような創作。
私たちが白い紙にエンボスで凸凹のみで描いた下絵をクリエイターさんたちが指で感じながら、同時に指を筆代わりに使いながら描いていきます。その伝えたい内容も曖昧で、その伝達内容も朧げな環境に創作の種を感じたような気がしました。
今後に繋げたいワークショップでした。