音とアートが響き渡った特別な一日
2025年2月16日(日)、埼玉県立加須(かぞ)げんきプラザで「加須げんきプラザで遊ぼう」が開催されました。その一環として、私たちコンストは音楽を使った創作ワークショップを実施しました。
埼玉県難聴児(者)を持つ親の会 さんは、難聴児を育てるご家族が安心できる場を提供する団体で、その輪は全国に広がっています(全国難聴児を持つ親の会 )。
「難聴」は外見からは分かりにくく、当事者や家族が孤立しがちですが、この会では同じ経験を持つ保護者が寄り添い、支え合う場を作っています。
今回お世話になった皆さま
今回のワークショップ開催にあたり、埼玉県難聴児(者)を持つ親の会の皆さまには、温かいご支援とアットホームな雰囲気を作っていただきましたこと、心より感謝申し上げます。
また、イベントの機会を提供してくださった公益財団法人ソニー音楽財団 さん、ワークショップの実施を支えてくださった株式会社ソニー・ミュージックソリューションズ さんに感謝いたします。
当日は、埼玉県難聴児(者)を持つ親の会出身のボランティアの皆さんが、小さな子どもたちを親身にサポートし、安心してワークショップに取り組める環境を作ってくれました。
また、ソニー音楽財団、ソニー・ミュージックソリューションズの皆さんが準備や運営を丁寧にサポートしてくださり、スムーズに進行することができました。
このような機会をいただき、子どもたちに音とアートを通じて新しい創作を生み出してもらえたことに感謝いたします。
イベント概要
イベント名: 加須げんきプラザで遊ぼう
日時: 2025年2月16日(日)
場所: 埼玉県立加須げんきプラザ
ワークショップの趣旨
「加須げんきプラザで遊ぼう」の一環として、未就学の子から中学生まで合計15名ほどの子どもたちを対象に、音楽を使った創作ワークショップを開催しました。
このワークショップで制作された“原画(創作物)”は、2025年5月3日〜6日の間、サントリーホールで開催される「こども音楽フェスティバル2025 」の来場者向けグッズデザインに活用される予定です。
なお、フェスティバル期間中の2日間は、私たちコンストが同会場でワークショップを開催予定で、詳細な日程が決まり次第、ご報告いたします。
「こども音楽フェスティバル2025」は、公益財団法人ソニー音楽財団さんと公益財団法人サントリー芸術財団 さんが主催するイベントで、音楽とアートを通じて子どもたちの創造力を育むことを目的としています。
今回開催したワークショップ内容

1. ワークショップ名「じぶんのこえのカタチをみてみよう」
ステンレスボールに張った黒いフィルムの上に食塩を散らし、声をぶつけて振動を生むことで音の模様を可視化するワークショップです。
その模様を、水彩絵の具で彩色した丸い画用紙に写し取り、子どもたちが自身の声の形を視覚的に楽しみました。





2. ワークショップ名「オトのカタチをつくろう」
A3サイズの無地キャンバスに粘度の高い塗料を厚く塗り、子どもたちが音に反応してキャンバスをたたくことで、立体的な音の形を作るワークショップです。
スタッフがドラムを演奏し、それに合わせて子どもたちがリズムよくキャンバスをたたくことで、音が形となる瞬間を体験しました。




今回の創作物は、後日、ほかの福祉施設で色付けを行う予定です。
さいごに
今回のワークショップでは、子どもたちが音とアートを自由に楽しみながら、それぞれの創造力を発揮する場となりました。
声や音が形になる瞬間を目で見て感じることで、多くの子どもたちが夢中になり(ボランティアも大人も夢中になり!)、楽しい時間と素晴らしい創作物の数々を生み出してくれたことがとても嬉しいです。
皆さんの温かいサポートのおかげで、誰もが楽しく創作を体験できる素晴らしいイベントとなりました。ありがとうございました。
関連情報
「こども音楽フェスティバル2025」では、音楽とアートを融合させたワークショップを開催予定です。
障がいの有無に関わらず、子どもたちが自由に表現できる場となります。
詳細はこちら: こども音楽フェスティバル2025