先日のワークショップに引き続き、軽井沢町にある未就学児や小学生を対象にしたアートスクール「森のアトリエ ふれふれ」さんにて、konstの創作レシピ「見えないデッサン」のワークショップが開催されました。
この「見えないデッサン」というレシピでは、語り手と描き手がペアとなって想像の世界を観察する練習をします。
語り手は、描く対象のオブジェが隠された袋(写真では箱ですが、現在は袋に変更しました)の中に腕を入れて、触覚だけで想像の生き物の姿、形、様子をできるだけ詳しく言葉で伝えます。
もうひとり(または複数)の描き手は、その言葉から想像するカタチを描きます。正確さよりも、お互い想像力を大切にするワークショップです。「足の数は?」「爪はとんがっている?」「体はもじゃもじゃ?」「尻尾はある?」など、見えないものを協力して描くことで、想像の世界を観察し、楽しみあう力を覚え、新しい表現が見つかることを目指しています。
こうやって、さまざまな場所や参加者にワークショップを体験していただくことで、幅広い感想を集めることができ、その中でレシピの改善点が明らかになり、レシピ自体も育っていきます。
これからも、いろいろな場所で、このようにみなさんにレシピに触れ合っていただく機会が増えたらと思っています。
「森のアトリエ ふれふれ」主催 峰岸麻奈さんからのアトリエのご紹介
「森のアトリエ ふれふれ」では、未就学児や小学生を対象に対話鑑賞やワークショップ、美術館訪問を実施しています。
様々な感じ方や考え方に触れることで、自分とは違う価値観を尊重し合える人になって欲しい、そしてなにより、アートが子どもたちにとって身近な存在になってくれたら嬉しいと考えています。子ども達のワクワクや「やってみたい!」を引き出せる活動を目指しています。
峰岸さん、これからもどうぞよろしくお願いいたします。